IDaaSとはIdentity as a Serviceのことでアイダースとも呼ばれており、オンプレミスやクラウドでID管理・認証機能を提供するサービスのことです。

近年ではIT技術が普及して企業のインフラ環境も複雑化しており、パスワードの使い回しなどセキュリティの問題が発生しています。

従来はID管理にActive Directoryと呼ばれるオンプレミス型のサービスも広く使われていましたが、IDaaSの方がクラウドとの相性がよくセキュリティも優れているという特徴があります。

クラウド上にID管理・認証のシステムを置くサービスはIdentity and Access Managementと呼ばれており、内部統制を強化してセキュリティを向上させることができます。

このサービスは省略してIAMと呼ばれていますが、クラウドサービスへのIAMをオンプレミスで実現する場合には企業が構築したシステム・ネットワークに穴を開けなければなりません。

相応の工数とセキュリティ上の問題が発生するため、最初からクラウドサービスとして提供されるIDaaSの方が効率的です。

各種クラウドサービスとの連携を前提に開発されており、ネットワークに手を加えることなく安全なアクセスが可能というメリットが存在します。

近年では自社のデータセンターやオンプレミス型のシステムをクラウドに移行する企業が増加しています。

IDの管理や認証も多くの企業がクラウドサービスを使ってインターネット上で行うようになりました。